FirefoxのサーチバーにDuckDuckGo

「いつか書こうと思いつつ書けなかった、DuckDuckGoについて、書いてみようかと……、そう思ってさ……」

そう思い立ってから、この文章を書き上げたのが、2014年の春。それから2年後、サイトのリニューアルなどというつまらない用事のついでに、書き直す羽目になるなどとは、これっぽっちも思っていなかった。

「分かってる。お前の言いたいことは分かってる。……しょうがねえだろ。計画性だの、何だの、そんなもんが身についてたら、俺だって、もっとマシな人生を送ってたよ」

なんでかな……。どうして、もう一度、サイトをHTML5に戻そうなんて、考えちまったんだろう……。

「6月中には、サイト全部、HTML5的にリニューアルして、ひとまず、それで、作りを弄くるのは終わりだ……。それでいいだろ……」

DuckDuckGoの設定メニューの入り口や、細かい変更点を眺めながら、頬杖を付いて、投げ捨てるように言った俺に、あいつは、もう、ため息もでないと、そう呟いて、部屋を出て行った……。

DuckDuckGoって何よ

DuckDuckGoは、GoogleBingのような、いわゆる一つの検索サイト。彼らは、以下のようなポリシーを掲げている。

つまりは、利用者のプライバシーを脅かすようなことはしないよ、というのが、彼らの売りなわけ。

三番目のフィルタリングは、未成年者向けのコンテンツフィルタの話ではなく、他の検索サイトで行われているような、利用者の傾向によって検索結果を変えるようなやり方(以下、『フィルタバブル』)を指してる。

詳しくは、彼らのポリシー(英語)、または、トラッキングや、フィルターバブルについての、イラスト付きの説明を参照のこと。

それから、彼らは、とてもシンプル。なんて書いてたけど、この辺は、ここ数年で、変わってきてるかな。動画、画像の検索も、アマゾンやらebayやら、ショッピングサイトの検索と、いろいろな機能がついた。まあ、そういうニーズがあったんだか、どうなんだかわからないけど。それでも、Googleよりかは、まだまだ、シンプルな方か。

そんで、僕ぁ、以前、何かの折に、『DuckDuckGoを勧めている人がいるけど、日本語で使うには、いろいろ手間がかかるし、難しいんじゃない?』みたいなことを、ポロッと書いてしまいましたが、それほどの手間でもなかった。

DuckDuckGoを検索バーに入れる

というわけで、彼らの検索エンジンを、Firefoxのサーチバーに追加してみよう。

準備1:Add to Searchbar

この作業は、Firefoxに、Add to search barというAddonを入れた状態で進める。

これは、何をしてくれるaddonかというと、Firefoxのサーチバーに、任意の検索エンジンを追加できるようにしてくれる。

例えば、何処かの国語辞書サイトかどこかへ行って、単語の検索窓を右クリックすると、コンテキストメニューから、その単語検索を、Firefoxのサーチバーに追加できる。

準備2:DuckDuckGoの設定

というわけで、彼らの検索エンジンをサーチバーに追加したいわけだけども、彼らの検索を使う上での問題は、言語設定をしないと、日本語のサイトが出てこない(出てきづらい)ということ。この辺りを解決してから、サーチバーに追加する。

まずは、彼らのサイトへ行く。URLは、https://duckduckgo.com/

で、このままだと、日本語の検索結果が出てこないので、ちょこっと、設定をする。

ページ右上の三本線のアイコンから『拡張設定』に入る。

出てきたページ上で、RegionJapanに、Language日本の日本語に、それぞれ合わせる。後は、設定画面をひと通り見て、設定したい項目があれば、変更する。

僕の場合は、上の言語設定以外に、Safe Search(アダルトコンテンツなどの非表示機能)をOffに、Auto-load(二十一件以上の検索結果を、画面下までスクロールすると自動的に表示する機能)をOffに、それぞれ、設定している。

他にも、表示や挙動に就いての設定項目があるので、一通り見て、必要そうな設定は済ませておきましょう。

サーチバーを追加

これらの設定をしたら、設定画面の右側に、『ブックマークレットと設定データを表示する』というボタンがあるので、クリックすると、『ブックマークレットのURL』というURLが表示される。このURLが、つまり、上記で行った設定を反映した状態のURL。他にも、JSON形式のファイルやクッキーなんかも出てくるけど、それらは、ひとまず、放っておいて、ブックマークレットのURLをコピーし、アドレスバーに貼り付けて、実行。

そうして開いたページのど真ん中にある検索窓を右クリックし、コンテキストメニューから『サーチバーを追加(B)』で、出てきたダイアログを通じて、適宜、名前を付け替えてみたり、ファビコンを差し替えてみたり、キーワードを設定したり(全部デフォルトでいいと思うけど)して、『OK』すると、これが、サーチバーに追加される。

後は、サーチバーの『検索バーの管理』というメニューから、並び順を変えたりしながら、整理をすると。

Firefoxでは、ロケーションバーからも検索ができるので、そちらの検索エンジンもDuckDuckGoにしたい、という場合にも、デフォルトの検索に設定すれば、そのまま、ロケーションバーのキーワード検索でもデフォルトになる。Ver.24くらいまでは、about:configから、Keyword.URLだったか何だったかの設定名を探してゴニョゴニョしなきゃいけなかった気がするんだけど、もう、その必要もないらしい。

DuckDuckGoを使う

使い方は、他の検索エンジンと同じだ。検索キーワードを半角スペースで区切りつつ入力し、実行。『-』を頭につけたキーワードは検索から除外される、なんてのも、同じ。違うのは、自分のIPアドレスを表示してくれるとか、カラーコードから色を表示してくれるとか、任意の長さのパスワードを自動生成してくれるとか、何やら不思議な検索コマンドがあるところ。

検索結果は、シンプルなアンカーで表示されて、オンマウスで勝手にページのプレビューが出てくるとかもない。

精度なり、フィルタバブルなりの件については、もっと様々な検索語句で、様々な検索サイトを照らしあわせて調べないと分からない気がするので、そこはそこで、興味のある方は、調べてみてもいいんではないでしょうか。

個人的には、ああ、これなら、DuckDuckGoに完全に鞍替えでいいなあと思っています。

ただし、検索サイトだけ変えても意味がない

悩ましい。難儀ですねえ。そうなんですよ。検索サイトが頑張ってくれても、その先のサイトでトラッキングクッキーが……なんてこともあるわけです。

僕の場合は、Googleの検索のおせっかいが多すぎて邪魔だとか、そういう理由も含まれてるので、これで良いのですが、そんなことはどうでもいいんだ。とにかく、その手の追跡がウザいだけだという人は、検索サイトを変えるより、むしろ、ウェブブラウザ自体に、追跡をシャットアウトするアドオンを入れるなりした方が、効果は大きいですよ。

僕は、AVG Do Not Trackやら、いろいろ試した挙句、今現在は、Ghosteryというアドオンに落ち着いた。Firefoxのアドオンのページで、『Do Not Track』などで検索すると、いろいろ出てきますんで、良さげなのを探してみるといいんではないでしょうか。